アフィリエイト案件を探していると、同じ広告主のサービスが複数のASPに掲載されていることがあります。
例えば、
ASP Aにもある。
ASP Bにもある。
ASP Cにもある。
というケースです。
初心者のうちは、
「同じサービスなら、どのASPから提携しても同じでは?」
と思うかもしれません。
しかし実際には、同じ広告主でもASPごとに、
成果報酬。
成果条件。
否認条件。
計測期間。
確定までの期間。
広告掲載条件。
などが異なる場合があります。
特に広告費を使うアドアフィリエイトでは、わずかな条件差でも最終利益へ影響します。
今回は、同じ案件を複数ASPで見つけたとき、どこを比較すればよいのかを整理します。
この記事で分かること
- 同じ案件でもASPごとに条件が違う理由
- 成果報酬以外に比較したい項目
- 計測期間と確定期間の違い
- アドアフィリエイトで重視したい条件
- 複数ASPへ登録する意味
同じ案件が複数ASPにある理由
ASPは、広告主とメディア・アフィリエイターをつなぐ役割を持っています。
広告主が複数ASPを利用すれば、それぞれのASPに登録しているメディアへ案件を広げられます。
そのため、
広告主 → ASP A・B・C → 各メディア
という形になることがあります。
アフィリエイター側から見ると、同じサービスをどのASP経由で紹介するか選べることになります。
ただし、同じ広告主だから契約条件まで同じとは限りません。
まず成果報酬を比較する
最も分かりやすいのは成果報酬です。
例えば同じ案件でも、
ASP A:8,000円
ASP B:10,000円
ASP C:12,000円
という違いがあれば、条件がすべて同じなら高単価のASPが有利です。
10件確定すれば、8,000円と12,000円では合計40,000円の差になります。
広告運用ではCPCやCPAを少し改善するために試行錯誤するため、提携前にASPを比較するだけで1件数千円の差が出るなら無視できません。
ただし、ここで「12,000円だからASP C」と決めるのは早すぎます。
成果条件は必ず横並びで見る
次に確認したいのが成果条件です。
例えば、
ASP A:8,000円/新規Web登録
ASP B:10,000円/登録+本人確認
ASP C:12,000円/面談完了
なら、成果までのハードルが違います。
単価だけならCが最も高くても、面談完了まで進むユーザーが少なければ、実際の発生報酬ではAが上回る可能性があります。
つまり比較するときは、
「いくらもらえるか」+「どこまで進めば成果になるか」
をセットで見る必要があります。
否認条件と承認率も確認する
成果が発生しても、すべて確定報酬になるとは限りません。
対象地域外、重複申込み、条件未達など、案件ごとに否認条件があります。
例えば、
報酬10,000円・承認率90%
報酬12,000円・承認率60%
と仮定すると、単純な期待値は、
10,000円 × 90% = 9,000円
12,000円 × 60% = 7,200円
となります。
表面上は12,000円の方が高くても、承認まで考えると逆転します。
そのため、発生単価ではなく最終的に確定する報酬まで見ることが重要です。
計測期間も見落とさない
同じ案件を比較するときに分かりにくいのが計測期間です。
例えばユーザーが、
広告をクリック
↓
LPを見る
↓
その日は申し込まない
↓
数日後に申し込む
という動きをすることがあります。
案件によっては、クリックから一定期間内の成果を計測対象にする仕組みがあります。
ただし、期間が長いからといって、その期間内の申込みが必ず自分の成果になるとは限りません。
別の広告を経由した場合や、計測方式、端末・ブラウザなども関係します。
そのため確認したいのは、単に「何日か」だけでなく、どのような条件で成果として計測されるのかです。
計測期間と確定期間は別物
似ていますが、確定期間は別の数字です。
計測期間
=クリック後、成果をどこまで追跡するか
確定期間
=発生した成果が承認・否認されるまでの期間
です。
例えば同じ案件でも、成果確定まで15日程度なのか、60日程度なのかでは資金繰りが変わります。
広告費を先に支払うアドアフィリエイトでは、
広告費支払い → 成果発生 → 成果確定 → ASPから入金
という時間差があるため、確定までの期間も確認しておきたいポイントです。
広告掲載条件は報酬より先に見ることもある
Meta広告などで集客する場合は、広告掲載条件が非常に重要です。
例えば、
SNS広告は可能か。
Meta広告は可能か。
直LPは認められているか。
広告主名を使えるか。
事前審査が必要か。
などです。
報酬が最も高いASPでも、自分が予定している広告手法を使えないなら候補にはできません。
そのためアドアフィリエイトでは、
「一番高いASPはどこか」より先に「自分の運用方法で出稿できるか」
を見る必要があります。
遷移先LPも同じとは限らない
同じ広告主でも、ASPやプログラムによって遷移先LPが異なる場合があります。
通常LP、キャンペーンLP、特定ユーザー向けLPなどに分かれていれば、CVRにも影響する可能性があります。
比較するときは、
ファーストビュー。
訴求内容。
CTA。
フォーム。
スマートフォン表示。
なども確認します。
報酬が少し低くても、ユーザーが申し込みやすいLPへ送客できるなら、結果として利益が大きくなる可能性があります。
EPCなどの参考指標も使う
ASPによってはEPCや承認率などを確認できることがあります。
例えば、
ASP A:報酬10,000円・EPC150円
ASP B:報酬8,000円・EPC300円
なら、報酬はAが高いものの、確認できるEPCではBが高いという見方ができます。
ただし、ASPごとに集計対象や算出方法が異なる可能性があるため、異なるASPのEPCを完全な同条件として比較しない方が安全です。
あくまで案件を検討する材料の一つとして使います。
複数ASPに登録する意味
複数ASPへ登録するメリットは、紹介できる案件数を増やすことだけではありません。
同じ案件の条件を比較できることも大きな意味があります。
1社しか見ていなければ、
「この案件は8,000円なんだ」
で終わります。
別のASPを確認することで、
「こちらは10,000円」
「こちらは単価は低いけれど成果条件が良い」
といった違いに気付けます。
つまり複数ASPは、案件の選択肢ではなく条件の比較材料を増やすためにも役立ちます。
まとめ|一番高いASPではなく、一番利益が残るASPを選ぶ
同じ広告案件が複数ASPにある場合、成果報酬だけで決めるのは危険です。
比較したいのは、
成果報酬・成果条件・否認条件・承認率・計測期間・確定期間・広告掲載条件・遷移先LP
です。
アドアフィリエイトでは最終的に、
広告費 → クリック → 成果発生 → 承認 → 報酬確定 → 利益
まで見なければなりません。
そのため目指すのは、
「最も高い報酬を出しているASPを選ぶこと」
ではなく、
「最終的に最も利益を残しやすい条件を選ぶこと」
です。
案件を見つけたら、そのASPだけで決めず、他のASPにも同じ広告主がないか一度確認する。
その一手間が、広告出稿後の利益に意外と大きな差を生むことがあります。

