WordPressで記事を書いていると、「カテゴリー」と「タグ」という2つの分類機能があります。
カテゴリーは比較的イメージしやすい一方で、タグは、
「SEOキーワードを入れた方がいいのか」
「たくさん付ければ検索されやすくなるのか」
「カテゴリーとの違いは何か」
と迷いやすい機能です。
結論から言えば、タグを付けただけで検索順位が上がるわけではありません。
タグの役割は、カテゴリーとは別の切り口で関連記事を整理し、読者が情報を探しやすくすることです。
今回は、WordPress初心者向けにカテゴリーとタグの違い、SEOを意識した使い分け方を整理します。
この記事で分かること
- WordPressタグの基本
- カテゴリーとの違い
- タグを増やしすぎる問題
- タグページとSEOの考え方
- カテゴリー・タグ・内部リンクの使い分け
WordPressのタグとは?
タグとは、記事に共通する話題や特徴を横断的にまとめるための分類機能です。
例えばブログ内に、
SEO
Web広告
AI
ブログ運営
というカテゴリーがあるとします。
その中で、複数の記事が「Google Search Console」について触れているなら、それらにSearch Consoleというタグを付けることができます。
するとカテゴリーをまたいで、Search Consoleに関係する記事をまとめられます。
つまり、
カテゴリー=記事の大きな所属先
タグ=記事に共通する横断テーマ
と考えると分かりやすいでしょう。
カテゴリーは「本棚」、タグは「付箋」
本に例えると、カテゴリーとタグの違いが理解しやすくなります。
本屋に、
SEO
Web広告
AI
ブログ
という棚があるとします。
これがカテゴリーです。
一方、SEOの本にもWeb広告の本にも「Google」という話題が登場することがあります。
そこで「Google」という付箋を付けておく。
これがタグのイメージです。
カテゴリーは縦方向の大分類、タグは横方向の共通テーマと考えると整理しやすくなります。
タグを付ければSEOに強くなるわけではない
「SEO」「SEO対策」「ブログSEO」「検索順位」などのタグを大量に付ければ、検索されやすくなるのでしょうか。
そのような使い方はおすすめできません。
タグはSEOキーワードを登録する場所ではないからです。
Googleは、サイトを論理的に整理することで、ユーザーや検索エンジンがページの関係を理解しやすくなると説明しています。
その意味ではタグもサイト整理の一部ですが、タグを増やすこと自体が検索順位を上げるわけではありません。
読者が関連記事を探しやすくするために使う、という考え方が基本です。
WordPressではタグページも作られる
WordPressでは通常、タグを作成すると、そのタグが付いた記事を一覧表示するタグアーカイブページが生成されます。
例えば「Search Console」というタグを5記事に付けると、Search Console関連の記事一覧ページができます。
便利な一方で、タグを増やしすぎると、
「SEO」
「SEO対策」
「ブログSEO」
「Google SEO」
のような似たタグページが大量にできる場合があります。
しかも同じ記事ばかり並んでいると、情報整理としても分かりにくくなります。
そのため、記事を書くたびに新しいタグを作る運用は避けた方が管理しやすいでしょう。
カテゴリーと同じタグは必要ないことが多い
例えば、
カテゴリー:SEO
タグ:SEO
としている場合、役割がほぼ重複しています。
すでにSEOカテゴリーで関連記事をまとめているなら、あえてSEOタグを追加する意味は薄いでしょう。
それより、
カテゴリー:SEO
タグ:Search Console
タグ:WordPress
のように、カテゴリーより細かい共通テーマとして使う方が役割を分けやすくなります。
「タグは何個まで」というSEOルールはない
「タグは3個まで」「5個が最適」といった情報を見ることがありますが、Googleが最適なタグ数を指定しているわけではありません。
重要なのは数ではなく、
そのタグに意味があるか
です。
必要なら複数付けても構いませんし、不要ならタグなしでも問題ありません。
特に1記事にしか使わないタグなら、
「このタグから関連記事を探す人が本当にいるか」
を考えてみるとよいでしょう。
複数の記事をまとめる必要が生まれてから作るくらいでも十分です。
タグページを検索結果に出すべき?
タグページもURLを持つWebページなので、設定によってはGoogleにインデックスされる可能性があります。
例えば「Search Console」というタグページに、関連性の高い記事が多数まとまり、説明文も整っているなら、ページ自体に価値が生まれる可能性があります。
一方、
1記事しかない
カテゴリーとほぼ同じ
記事タイトルが並んでいるだけ
というタグページなら、積極的に検索流入を狙う必要性は低いかもしれません。
そのためSEOプラグインなどでは、タグアーカイブをnoindexにする設定もあります。
ただし、タグページは必ずnoindexにすべきというルールではありません。
サイト内整理用なのか、検索ユーザーにも役立つページなのかで判断します。
タグと内部リンクは別の役割
タグを設定したからといって、本文中の内部リンクが不要になるわけではありません。
タグは、
関連テーマの記事一覧を探す仕組み
です。
一方、内部リンクは、
今読んでいる内容から次に必要な記事へ直接案内する仕組み
です。
例えば「SEOキーワードとは?」の記事内で検索意図に触れたなら、「検索意図とは?」の記事へ直接リンクした方が自然です。
3つの役割を分けて考える
カテゴリー・タグ・内部リンクは、次のように整理できます。
カテゴリー=大きな分類
タグ=横断的な共通テーマ
内部リンク=記事同士の直接的な導線
例えばSEOカテゴリーの中に、キーワード、検索意図、内部リンク、被リンクの記事がある。
その一部にSearch Consoleタグが付いている。
さらに本文中で、関連する記事同士を内部リンクでつなぐ。
こうすると、それぞれの役割が重複しにくくなります。
まとめ|タグはSEOキーワードではなく整理機能
WordPressのタグは、付けるだけで検索順位が上がるSEOテクニックではありません。
カテゴリーとの違いを整理すると、
カテゴリー=記事を大きなテーマごとに分類するもの
タグ=カテゴリーをまたぐ共通テーマをまとめるもの
です。
カテゴリーが本棚なら、タグは付箋。そして内部リンクは「次はこちらを読むと分かりやすいですよ」という案内です。
タグについても、
「何個付ければSEOに強いか」
ではなく、
「このタグをクリックした読者に、意味のある関連記事を見せられるか」
と考える方が分かりやすいでしょう。
分類を増やすこと自体が目的ではありません。
カテゴリーで大きく整理し、必要な共通テーマだけタグでつなぎ、本文では内部リンクで次の情報へ案内する。
この3つを役割分担させれば、サイト構造を必要以上に複雑にせず、読者にも分かりやすいブログを作りやすくなります。

