ASPで案件を探していると、
「リスティングOK」
「SNS掲載可能」
「広告出稿可能」
といった表記を見かけることがあります。
広告費を使ってアフィリエイトを行いたい場合には重要な条件ですが、ここで注意したいのが、
「広告出稿OK=好きな方法で自由に広告を出してよい」ではない
ということです。
例えばリスティング広告が利用できても、広告主名やサービス名などの商標キーワードが禁止されている場合があります。SNSへの掲載が認められていても、有料のMeta広告まで認められているとは限りません。
今回は、広告出稿可能なアフィリエイト案件を見つけたときに、実際の出稿前に確認したいポイントを整理します。
この記事で分かること
- 「広告出稿OK」でも確認が必要な理由
- リスティング広告で注意したい条件
- SNS掲載とSNS有料広告の違い
- Meta広告で確認したいポイント
- 出稿前に見るべきルールの全体像
「広告OK」の先に個別条件がある
まず、案件一覧に表示された「OK」だけで判断しないことが重要です。
例えばA8.netでは、リスティング広告についてOK・一部OK・NGといった条件がプログラムごとに設定されています。
「一部OK」であれば、禁止キーワードなどの条件を確認したうえで利用する必要があります。条件自体が変更される可能性もあるため、案件詳細やASPからの連絡を確認するよう案内されています。 (A8.net)
つまり、
広告可能か確認する → 詳細条件を確認する
という2段階で見る必要があります。
リスティング広告では禁止キーワードを見る
リスティング広告とは、Googleなどの検索結果に表示される検索連動型広告です。
アフィリエイト案件でも利用を認められている場合がありますが、特に注意したいのが禁止キーワードです。
例えば、
一般的な検索キーワードは利用可能。
広告主名は不可。
商品・サービス名は不可。
といった条件が設定されることがあります。
A8.netでは、一部OKのプログラムについてNGキーワードを含む検索結果へ広告が表示されないよう、対象外キーワードの設定を求めています。また、指定されていなくても商標ワードは対象外キーワードへ登録するよう案内しています。 (A8.net)
バリューコマースでも、広告主ごとにリスティングの可否やNGワードなどが設定されています。 (バリューコマース アフィリエイト)
そのため、「リスティングOK」だけでなく、どの言葉で出稿できるのかまで確認する必要があります。
入札していなくても表示されることがある
検索広告では、自分が商標名そのものへ入札していなくても、設定によって関連する検索語句へ広告が表示される可能性があります。
そのため、
「そのキーワードには入札していないから大丈夫」
とは限りません。
禁止キーワードが指定されている場合は、広告管理画面側で除外設定を行い、出稿後も実際の検索語句を確認する必要があります。
リスティング広告は、出稿時だけでなく運用中の確認まで含めて管理するものと考えた方がよいでしょう。
「公式」と誤認させる広告表現にも注意する
広告文でも注意が必要です。
例えばアフィリエイターが広告主の商品を紹介しているにもかかわらず、
「○○サービス【公式】」
などと表示すれば、ユーザーが広告主自身の広告だと誤認する可能性があります。
A8.netでも、広告主の公式サイトと誤解させるような表示や、事実と異なる「公式」などの広告文について注意・禁止事項を示しています。 (A8.net)
広告主の商品を紹介できることと、広告主本人として宣伝できることは別です。
SNS掲載OKとSNS広告OKは分けて考える
Meta広告を使いたい場合に特に注意したいのが、
SNSへのアフィリエイト掲載
と、
SNSの有料広告
を同じものとして考えないことです。
例えば「Instagram掲載可能」と記載されていても、それだけでMeta広告マネージャから広告費を使って配信できるとは判断できません。
通常投稿へのアフィリエイトリンク掲載と、有料広告による集客では仕組みが異なるためです。
Meta広告を使いたいのであれば、
Facebook・Instagram広告などの有料広告が可能か
を案件条件で確認し、不明であればASPへ問い合わせる方が安全です。
直LPできるかも別に確認する
広告出稿が認められていても、遷移方法まで自由とは限りません。
例えば、
Meta広告 → 広告主LP
という直LPが認められている案件もあれば、
Meta広告 → 自分の記事LP → 広告主LP
という導線が必要な場合もあります。
したがって、
広告利用可能か
と、
広告からどこへ遷移できるか
は別項目として確認します。
広告を作ってから直LP不可と分かると、広告設計そのものをやり直すことになります。
クリエイティブを自由に作れるとも限らない
Meta広告では画像や動画、広告文を自分で制作することが多くなります。
しかし案件によっては、
広告主提供素材のみ利用可能。
ロゴ・商品画像の加工禁止。
独自クリエイティブは事前確認が必要。
特定表現は禁止。
といった条件が設定される可能性があります。
そのため、
広告出稿OK=自作バナーも自由に使える
とは考えず、クリエイティブ条件まで確認してから制作へ進みます。
ASP・広告主・媒体・法律の4つを見る
アフィリエイト広告では、一つのルールだけ守ればよいわけではありません。
確認するのは、
ASPのルール
広告主・案件ごとの条件
Google広告やMeta広告など媒体側のルール
景品表示法など関係する法律
です。
例えば媒体側では許可される広告表現でも、広告主が禁止していれば使用できません。
反対にASPが広告掲載を認めていても、広告媒体側のポリシーに違反すれば出稿できません。
A8.netでも、広告主が要求する条件を守らない掲載やリスティング違反などを禁止しています。 (A8.net)
広告審査に通っても安心とは限らない
Meta広告やGoogle広告の審査を通過すると、
「この広告なら問題ない」
と思いたくなります。
しかし、媒体審査はASPや広告主との契約条件まで保証しているわけではありません。
媒体審査には通ったものの、
商標利用が広告主条件に違反している。
直LPが認められていない。
独自画像の使用が禁止されている。
といった可能性は残ります。
そのため、媒体審査通過=すべての条件をクリアした証明ではないと理解しておく必要があります。
まとめ|「広告出稿OK」は確認作業のスタート地点
ASPで「リスティングOK」「SNS広告可能」といった案件を見つけることは、アドアフィリエイトを始めるための重要な条件です。
しかし、それだけで自由に広告を出せるわけではありません。
確認したいのは、
利用できる広告媒体、禁止キーワード、商標利用、直LP可否、クリエイティブ条件、禁止表現、事前審査の有無
などです。
そして最終的には、
ASPのルール+広告主のルール+広告媒体のルール+法律
を確認したうえで出稿します。
広告運用ではCTRやCPAなどの数字に意識が向きますが、その前提になるのが、
「そもそも、この方法で広告を出してよい案件なのか」
という確認です。
案件一覧の「広告OK」はゴールではなく、詳細条件を確認するためのスタート地点として考えるのが安全です。
※広告掲載条件はASP・広告主ごとに異なり、変更される場合もあります。実際の出稿時は各ASPの管理画面・最新規約を確認し、不明な点はASPへ問い合わせてください。

