LPを作ろうとすると、最初に迷うのが「何を使って作ればよいのか」です。
現在はHTMLやCSSを自分で書かなくても、WordPress、ペライチ、Studio、Wix、Canvaなどを使ってLPを制作できます。
ただし、それぞれ得意なことが違います。重要なのは「一番高機能なツール」を探すことではなく、何のためにLPを作り、公開後にどう運用するのかから選ぶことです。
今回は2026年9月時点の公式情報も確認しながら、5つの選択肢を初心者向けに整理します。
この記事で分かること
- LP制作ツールを選ぶときのポイント
- WordPress・ペライチ・Studio・Wix・Canvaの違い
- 初心者が目的別に選ぶ考え方
- 広告用LPで制作後の運用まで考える理由
LP制作ツールは何を基準に選ぶ?
LP制作ツールは、ページを簡単に作れるかだけで判断すると、広告を始めた後に困ることがあります。
確認したいのは、操作性、デザインの自由度、スマホ対応、フォーム、独自ドメイン、アクセス解析や広告計測への対応などです。
特に広告用LPでは、**「作れるか」だけでなく「公開後に計測・改善できるか」**が重要になります。
WordPress|ブログとLPをまとめて運営しやすい
WordPressはLP専用ツールではありませんが、テーマやプラグインによって機能を拡張できる自由度の高さが特徴です。公式でも、テーマによるデザイン変更や多数のプラグインによる機能拡張が案内されています。WordPress.org
ブログ、通常のWebページ、LPを一つの環境で管理できるため、コンテンツ運営とLP制作を組み合わせたい場合に向いています。
AI Business Labでも使用しているWordPressテーマSWELLには、LP専用の投稿タイプがあります。SWELL
一方、サーバーやドメイン、テーマ、プラグインなどの知識も必要になるため、「まず1ページだけ素早く作りたい」という用途では、専用サービスより準備が多くなる場合があります。
ペライチ|まず1枚作ってみたい初心者にも分かりやすい
ペライチは、テンプレートを選び、文章や画像を変更しながらページを作れるサービスです。
公式では600種類以上のテンプレートが案内され、ブロックを組み合わせてページを編集できます。フォームもコードを書かずに設置でき、送信完了ページへのコンバージョンタグ設置にも対応しています。ペライチ
そのため「Web制作経験は少ないが、まずLPを形にしたい」という場合には取り組みやすい選択肢です。
独自ドメインなど利用プランによって条件が異なる機能もあるため、本格運用前には最新プランを確認する必要があります。ペライチサポート
Studio|デザインの自由度を重視したい
Studioは、コードを書かずにWebサイトを制作できるノーコードツールです。
細かなレイアウト調整やアニメーションなどの表現に対応し、独自ドメインでの公開やアクセス解析・ヒートマップなど外部ツールの利用も案内されています。Studio.Design
テンプレートを使うだけでなく、ブランドやサービスに合わせてLPの見せ方を細かく調整したい場合に候補になります。
その反面、自由度が高いほど「何をどこへ配置するか」を自分で考える必要もあります。簡単さだけではなく、デザインを自分で設計したい人向けと考えると分かりやすいでしょう。
Wix|LPから事業サイトへ機能を広げやすい
WixにはLP用テンプレートやドラッグ&ドロップ型の編集機能があり、AIによるページ生成にも対応しています。wix.com
LPだけでなく、ECなどの機能と組み合わせることもでき、Wix AnalyticsやGoogle Tag Managerを使った計測にも対応しています。ウィックスヘルプセンター
そのため、最初はLPでも、将来的にWebサイト全体へ広げたい場合に検討できます。
一方、できることが多いため、単純なLPを1枚作るだけなら機能の多さを持て余す可能性もあります。
Canva|デザイン制作の延長でLPを作れる
Canvaにもランディングページ作成機能があります。公式ではテンプレートやドラッグ&ドロップ編集、AI機能などを使ったLP制作が案内されています。Canva
広告バナーやSNS画像などを普段からCanvaで作っている場合、同じ制作環境でLPまで形にできるのが分かりやすい特徴です。
キャンペーン紹介や簡易的な商品紹介などを素早く作る用途では便利ですが、本格的な広告運用では、必要な計測、フォーム、テストなどを実現できるか事前に確認した方がよいでしょう。
5つを目的別に整理すると
大まかには、次のように考えられます。
| ツール | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| WordPress | 拡張性が高い | ブログ・サイト・LPを統合 |
| ペライチ | 手軽に始めやすい | 初めてのLP制作 |
| Studio | デザイン自由度が高い | 表現を細かく作りたい |
| Wix | ビジネス機能が豊富 | LPからサイトへ拡張 |
| Canva | デザイン制作と連携しやすい | 簡易LPを素早く制作 |
これは優劣ではなく、用途の違いです。
広告用LPは「作った後」を重視する
Web広告で使う場合は、見た目や制作速度だけで決めない方がよいでしょう。
広告を始めれば、CTAクリック、フォーム送信、コンバージョンなどを計測し、LPを改善していくことになります。
さらに複数の訴求を試すなら、LPの複製やURL管理のしやすさも重要になります。
つまり広告用LPでは、
制作 → 公開 → 計測 → 改善 → 再テスト
までを考えて制作環境を選ぶ必要があります。
高機能なツールを使ったからといってCVRが自動的に上がるわけでもありません。成果には、広告との訴求一致、ファーストビュー、コピー、信頼要素、CTA、フォームなども関係します。
ツールは、それらを形にして検証するための「器」です。
初心者は最初から完璧なツールを選ばなくてもよい
初めてLPを作るなら、まず操作しやすい環境で1ページ完成させてみる方法もあります。
その後、広告運用を始めて「計測を細かくしたい」「LPを複数管理したい」「デザインをもっと調整したい」といった課題が出てから、制作環境を見直すこともできます。
最初から将来のすべてを想定してツールを決めるより、現在必要な機能と次に必要になりそうな機能を確認して選ぶ方が現実的です。
まとめ
LP制作にはWordPress、ペライチ、Studio、Wix、Canvaなど、さまざまな選択肢があります。
ブログやサイトと統合するならWordPress、手軽さならペライチ、デザイン自由度ならStudio、サイト機能まで広げるならWix、デザイン制作の延長ならCanvaという違いがあります。
ただし、本当に重要なのはツールそのものではありません。
誰に何を伝え、どの行動につなげ、公開後にどう計測・改善するのか。
まずLPを作り、実際に運用し、必要な機能が見えてきたら制作環境も見直す。この考え方なら、初心者でもツール選びだけで止まらず、実際のLP制作へ進みやすくなります。
※各サービスの機能・プランは変更される可能性があります。利用時は公式サイトで最新情報をご確認ください。

